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ミックス光のレタッチ

mix_retouch.jpg

前の書き込みにミックス光のことに触れたので、色の異なる複数の光が当たった写真のレタッチ例を書いておこう。

まずはオリジナル写真を見て欲しい。
左側から外光(曇)、右側からはその反射光+室内照明(電球色)が当たっている。ホワイトバランスは外光の色に合わせて現像してある。
この写真、外光よりも赤みの強い室内照明の影響でちょっと顔色が赤すぎるでしょ。

ポートレートの場合、何よりも肌の色が大切。ちなみにファッションの場合は服の色が大切...など、写真ジャンルによって優先するものは変わってくる。

そこでAdobe Photoshop CS3でレタッチしてみた。説明上細かなことは省いているのでここでは全体的な色味の調整のみ。
肌色を基準にしてレタッチ後のAとBは、どちらも同じぐらい色相をシフトさせたもの。
ここで注目してほしいのは服の色。Aは変化が少なく、Bは変化が大きい。

Aは室内照明の色が最も影響を与えているだろうという範囲を指定してから色相を調整し、少しトーンカーブを調整。
Bは画像全体の色相を調整。

実際どう操作するのかを知りたい人がいたらコメントへどうぞ。

実際には外光+照明だったり照明+ストロボだったりと、室内での撮影ではこうしたミックス光で撮影する機会は多い。
スタジオだと光の色は統一できるし多灯撮影が当たり前なのでいい色の写真が撮れますが、ロケだとこうしたノウハウも必要になるんです。


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